【標準・基準・トラブル情報】化学工場の設備設計に必要な情報群【検索が面倒】

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NEONEEETです。 

既設と同じ仕様にしておけばOK

設計って何か分かっていないようですね・・・。

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、化学工場の設備設計に必要な情報群を知ることができます。

化学工場の設備設計に必要な情報群

化学工場の設備設計に必要な情報群を解説します。

設計って難しそう

何やってるか良く分からない

設備設計屋以外からはブラックボックス化されている内容ですが、その中身は意外と大したことありません。

それはどこの部署でも言えることでしょう。

外部から見ていると「何かすごそうなことをしている」と思っていても、内部的にはかなりアナログだったり応急処置的な対応だったりします。

「既設と同じ」などというのはその最たる例ですね。

実際に、ゼロから設計しようとすると色々な設計情報を巧みに扱うスキルが必要となります。

設計をするために必要な情報としてどんなものがあるかを、紹介したいと思います。

標準類

標準類とは、社内で決めたルール集のようなものです。

  • 標準図
  • 標準フロー
  • 標準配管スペック

ゼロから設計する場合には、まずはこれらの標準グッズから構成することが推奨されます。

標準は、その工場で一般的な仕様として確立されたもの。もしくは確立させようとしているもの。

標準通りの仕様にしていれば互換性がでてきて、プラントの安定運転やメンテナンス性が強いプラントができあがっていきます。

自部門で標準を作るのが普通ですが、この標準を作るという仕事は極めてクリエイティブな仕事です。

工場内の全設備の特徴や、工場全体の思想、工場の生産体制の考え方など、全体を俯瞰した発想が必要だからです。

ほとんどは各種基準を適用することになりますが、基準で定めていない内容を社内ルールとして標準に落とし込む作業となります。

化学工場の機械エンジニアでも入社10年以上のベテランでないと対応できません。

基準類

基準類とは例えば、社外で定めたルール集のようなもの。

  • JIS
  • 圧力容器構造規格

バッチ系化学工場ではこの2つを抑えておけば大丈夫。ASME・DIN・GBなどの規格やGMPなどの指針類も使う場合はありますが、かなり例外的。

JISだけでもほぼ全ての設計に対応できます。

それくらいJISは強力な設計資料です。

JISには膨大な基準があり、タンク1つを取ってもいろいろ基準を見ないといけません。

屋外タンクの基準であるJIS B 8501を見てみても関連基準として40以上の基準がリンクされています。

だからこそ検索力が大事になってきます。

検索力とはネットでワードを入力する作業だけを指さず、1つの基準の資料の中から必要な情報をピックアップする作業も指します。

これは読書で養うことできます。

本を最初のページから精読していく方法をとる人が残念ながら多いですが、

全体像を抑えるためには目次から全体イメージを想像して、紙をパラパラめくり全体のイメージを掴んだうえで、

最初のページから見ていきます。

もしくは最初のページなんて無視して、必要なページをダイレクトに読み始める方が効率的です

トラブル情報

トラブル情報も設計に使います。

社外情報と社内情報の2つに分かれます。

社外情報はネットで検索すればある程度は出てきます。

とはいえ、社外情報はコストパフォーマンスの悪い検索方法です。

社外の事情と社内の事情の違いを勘案しつつ、社内に適用できるトラブル事例を選定しないといけませんからね。

ネットで出てくる情報は、詳細情報が少ない場合が多く、そもそも使うに値しないモノばかり。

世間一般に話題になったような大型のトラブルで、第三者の報告書が出回っている資料くらいは使えそうですが、

こちらは情報量が多すぎて逆に使えません。

この辺の問題を解決するために、社内トラブル情報があります。

社内で発生した設備トラブルや運転トラブルをまとめた情報ですね。

これは工場内の法規制を担当する部門の仕事です。

社内の情報を集約していきデータベース化しつつ、社外の情報を収集する部門です。

会社の規模が多い場合は、事業所が分かれていき、

A事業所情報、B事業所情報というような事業所トラブル情報と

全社トラブル情報に分かれていきます。

こうなると検索システムが必要になるはずですが、システムを構築しないで情報を提供するだけの会社が多いのではないでしょうか?

本社や法規制担当部門は、現場的ではなくて役所的な対応と言われる一因ですよね。

最後に

化学工場の設備設計に必要な情報群を紹介しました。

標準・基準・トラブル情報

設計検討するために必要な情報が多く検索にも時間が掛かります。

情報群を元に、現場にとって最適な案を導き出す作業は創造的な仕事です。

既設と同じという思考をしていると、創造力のあるエンジニアとして成長しませんね。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

その割に検索するのが難しいため、物理的に閲覧に割く時間が無いという問題が起きます。

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