【責任逃れ】化学工場の機械設備は改良の余地がない

営業化学機械

NEONEEETです。

化学工場の機械設備って驚くほど進歩がないですよね。

20年は変わっていないですね。

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、化学工場の機械設備が改良しない理由を知ることができます。

化学工場の機械設備は改良の余地がない

化学工場の機械設備は改良の余地がありません。

私が入社した15年くらい前から、ほぼ全くといって良いほど進歩がありません。

それより前を見ても21世紀に入ってからは目立った進歩がなし。

酷いものでは1990年くらいから変わっていないでしょう。

一言で言えば、

技術の成熟化

なのですが、もう少し詳細に理由を見て言おうと思います。

化学工学の原則的な知識で成立している

化学工場の機械設備は、化学工学の原則的な知識で成立しています。

  • ポンプ   : 流体力学
  • 熱交換器  : 伝熱学
  • 反応装置  : 反応・蒸留・抽出
  • 遠心分離機 : ろ過
  • 乾燥機   : 乾燥

バッチ系化学工場の化学設備で使う学問は、化学工学の古典的なもの。

計算式も非常に単純。

これを覆すためには、学問的に大きな転換がない限り不可能です。

成熟しきった学問で作った、成熟した設備。

新たな技術が開発される余地はもともとほとんどありません。

材質が最適化されている

化学工場の機械設備は材質が大きなウェイトを占めています。

ところがこの材質、最適化されきっています。

万能な材質は存在しません。

それぞれの材質にメリットデメリットがあります。

使い分けを器用に行いながら、日々の運転や管理を行います。

ここに新たな材質が開発されること自体が、ほぼありえません。

仮に開発されとしても、何かを犠牲にして何か特徴を出すというトレードオフの関係が常に付きまといます。

  • 金額
  • 納期
  • 寿命

この3つのどれかが成立しないことが普通でしょう。

特に納期は、対応できる製作メーカー・加工メーカーが非常に少ないケースがほとんどです。

ユーザーがトライアルしない

ユーザーは新たな技術をトライアルしようとしません。

設備メーカーから何か提案があっても、否定材料を提示しがちです。

「○○が問題だから使えない」

保守的・変えたくないという、機電系設計者・プラントエンジニアの特徴がよく表れます。

機電系エンジニアだけでなく生産部も同じようなスタンスです。

いきなり新しい技術を、商業運転プラントに投入して何かあったら困る。

特にトラブルが多いプラントほど嫌がります。

悪く言うと事なかれ主義ですが、失敗が許されない業界という点からも

ある程度仕方がないでしょう。

メーカーがチャレンジしない

メーカーは新たな技術を開発しようとしません。

そもそもチャレンジすらしない、と明言しているメーカーすらあります。

  • 重箱の隅をつついても、研究投資に対するコストメリットが出ない
  • 新たな技術を導入しても、ユーザーから保証を要求される
  • 各種規制が厳しすぎる
  • 開発人員が不足している

メーカーはメーカーで問題を多く抱えています。

ユーザーから見ると「無責任」「責任逃れ」という映りかたをします。

実情はどうしようもないのでしょう。

「無責任」「責任逃れ」はユーザー側も同じですからね^^

最後に

化学工場の機械設備が改良の余地がない理由を解説しました。

古典的な学問を使っている、材質は最適化されている、ユーザーがトライアルしない、メーカーがチャレンジしない。

この記事が記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました