【薬液・熱傷】化学工場の現場に立ち入る際の注意点

図面,現場運転

NEONEEETです。

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象としています。

この記事を読むと、機電系設計者・プラントエンジニアが化学工場に立ち入る際の注意点について知ることができます。

結論

機電系設計者・プラントエンジニアは化学工場の危険性を認識せずに、

手すりを素手で触ったまま洗わずに事務所に帰ったり

工場の床面に物を置いて洗わないまま事務所に帰ったり

何の気なしに熱い配管の表面に触って火傷したり

いろいろなトラブルを起こします。

はじめに

化学工場に立ち入る際にはいろいろな注意点があります。

特に、運転員や工事会社の作業者には、念入りな教育がされます。

そこで宙に浮くのが機電系設計者・プラントエンジニア。

機電系設計者・プラントエンジニアも現場に立ち入ります。

ところが、素人エンジニアが増えているので、基本的なことを理解していない人が多いです。

その例をいくつか紹介します。

薬傷

化学工場では非常に多くの種類の薬液を使います。

それが、人体にどういう影響があるか。

ここに詳細の調査をしますが、現場で目の前の液がどれだけ危険であるかを認識している人は、あまり多くはありません。

それでも危険という認識を持っていれば、まだ救いはあります。

今回の例の素人エンジニアはその認識がありません。

タンクなどの設備内に含まれる薬液は誰でも危険だと想像ができます。

怖いのは、設備外

具体的には、手すり・床・周囲配管

ここが薬液で汚染されていると想像すらしない機電系設計者・プラントエンジニアが増えています。

手すりは、作業者が手に薬液が付いている状態で普段使っていたら、汚染されます。

手袋をしていても素手でも、手すり側は汚染されます。

その手すりを、何の気なしに素手で触ると当然汚染されます。

床面はもっと危険。

設備から漏れた液を洗い流しても、完全にきれいになるわけではありません。

靴の裏についた薬液が床面についている可能性も十分にあります。

配管も同じです。

化学工場は目に見えない危険がいっぱいありますが、それを想像する知識を持ち、設計に活かすのが機電系設計者・プラントエンジニア。

そういう機電系設計者・プラントエンジニアが、汚染されている領域に目を向けない時点で、

素人エンジニア

と言いたくなってしまいます。

本人が傷つくだけならまだいいのですが、それが他者にも影響が出る恐れがあります。

自分勝手な人は、チームプレイが必要な化学会社では資質を疑われても仕方がありません。

熱傷

化学工場では低温・高温のプロセスを扱います。

このプロセス中の配管では運転条件に制約がないと、むき出しの配管の場合があります。

特に連続工場ではかなり高温の運転条件でも、

自然冷却を狙って保温を付けない配管が見られます。

ここに素手で触ると、当然ながら

大やけど

します。

自身でプロセス設計をしたり、配管設計をしていても、それは図面上の話。

現物と図面の結びつけができていない人が、こういう罠にかかります。

スチームの温度は100℃という数字だけを認識していて、

100℃がどれだけ危険かを認識していないと、スチームの裸配管に手をかけてしまいます。

45℃のお湯でも熱いのに、100℃の配管表面が熱いと想像できないのは、かなり問題があります。

おわりに

ITエンジニアと違って、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアは数値・設計書と現物・自然現象を両方見ないといけないところが難しい所です。

その意識が醸成されるまでは時間が必要ですが、危ないということを認識するのは一種のスキルです。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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