【忘れがち】化学工場で忘れがちな工事3選

トラブル工事

NEONEEETです。

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、化学工場で忘れがちな工事について知ることができます。

設備付帯工事が忘れがち

化学工場では非常に多くの設備工事を行います。

機械・電気・制御などの部門に分かれて担当することが普通です。

部門が分かれるほど、すきまが発生する。

これはどんな仕事でも起こりますね。

役割分担の弊害です。

化学工場では、このすきま工事を忘れて、工事後半になってバタバタするケースがあります。

今回は、化学工場で見落としがちな付帯工事を紹介します。

化学工場の工事で忘れがちな工事3選

その① エアー駆動設備

エアー駆動設備での「忘れ物」は非常に多いです。

具体例としてエアノッカーを取り上げます。

エアノッカー

エアノッカーとはエアーの力でサイロやホッパーに打撃力を与える設備です。

タンクやホッパーに設備をつけて、圧縮エアーを繋ぎます。

圧縮エアーを適正に作動するための、コントロールボックスが付属されます。

これが忘れ去られがち。

エアノッカー単体で購入する場合は、まだ忘れにくいのですが、

設備に付属する形でエアノッカーを付けると忘れます。

設備自体はエアノッカーと接続されているので、設備をラインに接続して満足。

実はコントロールボックスが設備の木枠内に残っていて、誰も設置していなかった。

非常にあるあるの例です。

その他

エアノッカーの例と同じで、空気作動設備の空気制御部分が付属されていると忘れます。

空気設備なので制御盤おもちゃのような小型であり、言葉どおり忘れます。

その② 油圧駆動設備

近年、その数が非常に少なくなってきた油圧設備

発展途上国ではまだまだ現役ですが、日本では衰退の一途を辿っています。

油圧駆動設備では、油圧配管が忘れがち。

  • 高圧配管であり、ガスケットを使えない
  • 異物混入防止のために、特殊な配管洗浄が必要

この辺の難しさが、油圧配管には存在します。

配管をプレファブで作成して、現地に取りつけしますが、

失敗しても即修正することはできません

特殊です。

他の配管なら、近くの作業場で微修正して終わり

油圧設備自身が少なくなっているので、付帯工事の重要性すら認識していない

若手エンジニアが急速に増えています。

その③ インバータ

モーターと付属するインバータ。

プロセス屋も生産部も当然のように認識する部品なので、工事自体が忘れることは少ないです。

忘れるのは、工事開始までのタイミング

インバータは、モーターと同時に納入されることが普通です。

モーターは攪拌機やポンプなどに接続されています。

設備本体とインバータが同時に納入され、

納入されたことを電気担当者に連絡がいかないシステム。

これで、工事が遅れていきます。

インバータを設置するとき、インバータ盤の製作が必要です。

盤メーカーにインバータを供給しなければいけませんが、

設備納入の連絡が遅くなると、インバータ盤の工事自体が遅れていきます。

検収システムが雑な会社ほど、忘れがちです。

その④ 操作架台

高所にある設備やバルブを操作するための架台です。

工事資料を作る、図面屋はそこまで理解していません。

彼らは、機器を設置して、配管を接続することだけをターゲットにしています。

  • カートリッジフィルターの取付作業
  • 粉体設備の点検作業
  • 反応器のヘッダー周りのバルブ開閉作業
  • 反応器上部の減速機の点検作業

この辺の準備を忘れたまま、工事に入ると悲惨です。

機電系設計者・プラントエンジニアが情報を隠し持つ

いずれのケースも共通していることがあります。

機電系設計者・プラントエンジニアが旗振りしていない。

機電系設計者・プラントエンジニアがいろいろな設計業務を、他人任せにしていると起こります。

逆に、他のエンジニアも機電系設計者・プラントエンジニア任せにしていると、この問題は起こります。

関連記事:他人任せ

機電系設計者・プラントエンジニアの価値はこの辺りの、「調整業務」にあるでしょう。

最後に

プロジェクトになれば、事前準備・設計が非常に重要です。

ここで、「忘れ物」があると工事時にバタバタします。

複数の担当者が力を合わせて仕事をするため、すきまの業務を埋めるために、

機電系設計者・プラントエンジニアは細かい点にも着目しないといけません。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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