どこまでやる?化学工場の雨漏り・液漏れ・粉体漏れの防止方法

溶接土建設計

NEONEEETです。 

雨なんて漏れて良いんです

完璧に防ごうとしたらどうしたらいいですか?

この記事では、化学工場の雨漏り・液漏れ・粉体漏れの防止方法を解説します。

化学工場の雨漏り・液漏れ・粉体漏れの防止方法

化学工場はストリップ工場が多いですが、一部には壁で囲われた建屋が存在します。

一般の建屋とは違って、化学工場では配管が建屋を貫通する形で配置される場合があります。

ここで漏れの問題が起きます。

屋上に配管が貫通する場合は雨漏りとして、屋根がある場所の下部では液漏れや粉体漏れが起こりえます。

雨程度だったら気にしなくてよくても、薬液が漏れてきたら大ごとですね。

上の階で漏れた薬液が下の階に落ちてきて、下の階で作業している人にかかってしまう悲劇が起こりえます。

こうした漏れを防ぐための具体的な方法を解説します。

一般論としてはコーキングや溶接によると言えますが、それでは具体的な指示が漏れてしまって、液体や粉体も漏れる構造になりますよ。

配管の貫通

配管の貫通は化学工場での水漏れが最も起こりやすい部分です。

下の図を見てみましょう。

配管を貫通させるためには、床面に穴を開けます。

通常はフランジよりも大きい開口部にしないといけません。

開口部がある以上、床からの漏れを無くすために水切りを付けます。

開口部が配管外径よりはるかに大きいので、カバーも付けます。

水切りよりも大きなカバーのサイズにして、水切りがカバーの中に納まるように設計します。

これをそのまま付けたら終わり!・・・てはありません。

カバーと配管の間に必ず隙間ができます。

カバーは2つ割構造にする以上、すきまができます。

シリコンコーキングなどで防ぐといいでしょう。

シリコンコーキングは一度で完全に水漏れを防げるわけではありません。

雨のたびにチェックして晴れたらコーキングを施工していきます。モグラたたきのようですね。

脚の接続

配管の貫通ほど多くはありませんが、脚の接続も問題になります。

配管ではなく機械設備の貫通というケースです。

床面を挟んで、C型チャンネルやH鋼などを取り付けて、機械の荷重を建物の梁に受けようとします。

工事資料的には一番左の図のような、簡単な表現で終わってしまいがち。

ところがここには水漏れの場所が2つあります。

  • ボルト貫通穴
  • 床とベースプレートの間

見落としがちですよね。

事実、ほとんどのケースで施工されていません。

ボルトで締めているから漏れないだろう、床とプレートの接触面積が大きいから漏れてこないだろう。

こういう希望的観測に縋る形になります。

これでは隙間に雨や粉が溜まって、腐食が進みやすくなります。

対策としてはボルト貫通穴はコードシール系で、床とベースプレートの間はシリコンコーキングで埋めていきます。

床とベースプレートの間は、全周溶接で完全にふさいでも良いでしょう。

床と脚の切り離しの頻度は、配管の取り外しに比べれば圧倒的に少ないからです。

逆に配管は腐食したり切替工事をしたりする場合には、すぐに取り外せるようにするためにも、溶接は避けた方が良いです。

最後に

化学工場の雨漏り・液漏れ・粉体漏れの防止方法を解説しました。

配管の貫通や脚の接続を例に紹介します。

カバーを付けるだけではだめで、コーキングなどのシール材で防いだり溶接をしたりして漏れを防ぎます。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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