【キセツガー】既設と同じ配管設計がダメな理由

配管配管

NEONEEETです。

昨今の日本では、プラント建設の仕事は少なく、良くて架構の拡張、普通は設備の単純更新ばかりです。

特に単純更新に対して、どう取り組むのか?ということが課題の1つです。

工場全体、会社全体に対するエンジニア育成のテーマとして考えるべきことですが、誰からも話が出ません。

不思議すぎる会社です。

単純更新だから本当に単純更新の見積しかしない

設備の単純更新の場合、配管配線も単純更新で考えてしまうでしょうか?

普通はそうではいきません。

変更前後で設備の大きさを完全にそろえることができない

大前提として、変更前後の設備の大きさを完全にそろえることはできません。

同じメーカーから同じ仕様を買う場合でも、製作誤差があります。

変更前のメーカーがすでに倒産していたり、新しいメーカーの方がコストパフォーマンスに優れているために変更後の設備として採用する、というケースでもズレは発生します。

したがって、設備周りの配管やバルブを単純更新する、ということは非現実的です。

設備周りの配管は大抵朽ち果てている

設備周りの配管は大抵朽ち果てています。

  • 作業のために使用する機会が多い。
  • 設備仕様と配管仕様を揃えていない。

特に後者の理由が強いのですが、これは別の記事にします。

とにかく、設備を更新するときは、周囲1本分の配管も更新する。を基本にすべきです。

単純更新の配管設計のため、ちょっとした作業性改善ができない・考えない

図面屋はそんなことをまったく考えずに単純更新をする配管図を作成します。

それなら図面作成などせずに、現場で説明したり、数量積算するだけでいいのでは?と思います。

ところが、彼らは真面目にパソコンに向かってCADで図面作成をします。

こういう人たちは、現場から文句が上がってきていないから、変更前と同じで問題ない。という言い訳を繰り返します。

普通は現場の作業者も、現状の設備に不満を持っています。

現場の管理者も現場から声を抽出できればいいのですが、抽出する気力を持てないくらい他の仕事が忙しいです。

そういう改善を現場管理者に上げても、評価はほとんどされない現場作業者は、管理者に声を上げることすらしなくなります。

そこにユーザーサイドエンジニアの存在価値を見出せるはずですが…。

責任を取れずに言い訳ばかりの対応

単純更新の見積をして、実施段階になり、変更前と同じ配管系統の図面を、若手は提出してきます。

その若手に対して、「こうやったら作業性を改善できるでしょ?」「これは何の意味があるの?」という事を問いかけていきます。

彼らも最初は考えますが、途中から「時間が無い」「予算見積時に検討していない」などの言い訳を声に出します。

本来は、担当者が第一に責任感を感じ、何とかやりくりする術を学習する良い機会なのに、「すぐに諦めます」

これが現代の特徴なのでしょうか。

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