【既存・運転中】化学工場でプラント建屋を増設するときはこの考え方が大事

工事,機械プロジェクト

NEONEEETです。

建屋増設ってどれだけ大変なのですか

まぁ、経験しないと実感はわかないでしょうね。

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、化学工場のプラント建屋を増設するときの注意点を知ることができます。

プラント建屋の増設は大きなプロジェクト

化学工場でプラント建屋の増設は、非常に大きなプロジェクトとして扱います。

下記のプラント建設のランクに関する記事も確認してください。

5年に1回くらいあれば十分という頻度です。

頻度が少ないけど、投資額が大きく、失敗が許されません。

設計期間を十分に取り、慎重に検討をします。

日常的に行う設備更新以下の単純な業務とは違います。

建屋増設とは以下のような、既存工場の一部分を延長するような工事です。

既存工場の能力増強が主な目的ですね。

そこで本記事では、建屋増設レベルのプロジェクトで特に大切なポインを紹介します。

化学工場でプラント建屋を増設するときはこれが大事

化学工場でプラント建屋を増設するときの注意点を紹介します。

運転中プラントへの影響を無くす

建屋増設が運転プラントへの影響を無くすことが第一です。

イメージは以下のとおり。

プラント建設するけど、現在運転しているプラントに迷惑を掛けない。

この思想で対応を考えないといけません。

火気が飛び散らない

プラント建設で発生する火気が、運転プラント側に飛び散らないようにすることは必須です。

これは消防法的にも必要となる要件です。

防炎シートで覆うことが普通でしょう。

どんな風に防炎シートを掛けるか、という工事手法に関する検討が必要です。

作業員がプラントに立ち入らない

作業員が工事をするための通行ルートを確保する必要があります。

場所が狭くて、運転プラントを作業員が出入りする。

これが起こると、運転に支障が出ます。

資器材がプラントに影響を与えない

工事をするための資器材は、建設工事においてそれなりのスペースが必要です。

ところが、運転中プラントに影響を与えないようにしようとすると、意外と難しいです。

単に道路や空地を確保するという物理的な問題もそうですが、

原料・製品も当然確保しないといけません。

車両ルートやドラム缶などの置き場などの影響です。

これは生産部と綿密な打ち合わせが必要。

用役を止めない

建屋増設では用役が必要です。

この用役は既存プラントから延長することが普通。

延長するためにはプラントを一時停止しないといけません。

バルブ打ちをするためですね。

この工事の時期を調整することも工事スケジュール上は非常に大事です。

運転中プラントからの影響を無くす

運転プラントへの影響と逆で、運転プラントからの影響も考えないといけません。

溶媒が侵入しない

プラント運転をしていると、設備から有機溶媒が若干量漏れます。

これが、建設工場側に侵入すると大変です。

速攻で火災が起きます。

このためにも防炎シートで工事現場を囲います。

さらに、可搬式のガス検知器を作業エリアの周囲に設置したりや作業員に携帯させたりします。

排水が侵入しない

建屋増設では運転中プラントからの排水が侵入しないようにすることも大事です。

建屋を繋げる場合、運転中プラントの排水溝を部分的に切断する可能性が高いからです。

地上では分割していても、地中では結合することが多いでしょう。

この場合に、排水がプラントに漏れこまないようにする対策が必要です。

そうしないと、建屋基礎を製作している時に排水が流れ込んできて、施工できなくなります。

具体的には土嚢で排水溝の末端を塞ぐことになるでしょう。

最後に

化学工場でプラント建屋を増設するときの注意点を紹介しました。

運転中プラントへの影響として火気・作業員・資器材・用役の問題

運転中プラントからの影響として溶媒・排水

それぞれのケアが必要です。

この記事が記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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