化学工場の機械エンジニアは予算見積業務が最大のチャレンジ

金 予算 見積見積

NEONEEETです。

この工事案件はなぜこんな仕様なのですか?

見積がそうだったから仕方ありません

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、化学工場の機械エンジニアにとって予算見積業務が重要であることを知ることができます。

予算見積業務はチャレンジ

今回の記事では化学工場の設備投資を決定する予算見積業務が、ユーザーエンジニアにとってチャレンジ場所であるということを説明します。

化学工場では、毎年一定の規模の設備投資を行います。

ここで、何の設備にどれだけの投資を行うか、が工場の競争力を運命づけます。

会社を左右すると言っても過言ではありません。

設備投資は希望額100%が会社に承認されるわけでなく、取捨選択されます。

普段は仲間同士の生産部であっても、設備投資ではライバル関係にあります。

自分たちの担当プラントに設備投資が回るように

設備投資では知恵を絞ります。

ここで、設備投資額を見積する機械エンジニアの持つ責任は非常に大きいです。

チャレンジすべき業務です。

予算見積はプロジェクトのスタート

予算見積はプロジェクトのスタート地点と言えます。

プロジェクトの予算が決まると、その予算を越えて仕事をすることはできません。

最初が全体を99%を占める

のがプロジェクト。

予算見積に入っていない案件は、どれだけ頑張ってもそのプロジェクトでは実現できません。

その意味で、予算見積では何をどれだけ実施するか

ということが極めて大事です。

もちろんプロジェクト初期に不明点があるのは普通です。

これも予算上は「用途不明金」として一定の金額を確保するのが普通。

この辺りの戦略も含めて予算見積でどれだけの部分を確保するかが大事です。

逆に、見積に含めない部分、いわゆる「除外項目」も明確にすべきです。

予算見積は自由度が高い

予算見積は実は自由度が非常に高いです。

予算が確定すると、残りの仕事は実はすべて「雑作業」です。

機器設計・調達・P&IDや配管図のチェック・現地工事

これらの業務に「知恵」はありません。

与えられた条件に対して、持ちうる知識を最大限動員して

最適な案を導き出す作業です。

一方、予算見積は自由度が非常に高いです。

P&IDが固まっているわけでもなく、配置が決まっているわけでもありません。

略フローや略配置図をベースとしているので、変更の可能性はかなり高いです。

自由度が高いです。

変更しても、後工程に及ぼす影響が小さいです。

だからこそ、知恵を絞りだすのが見積段階では重要です。

これを意識していない会社なら、予算見積期間が短くて

自由度の高い見積ができなくなります。

結果的に、チャレンジ精神もなければ自由度も低い見積となり

「創造する楽しみ」の無い仕事となります。

予算見積はエンジニア実務をフル活用

予算見積はエンジニアリング業務をフル活用します。

予算見積自体は社内の過去の知見をまとめた手法が存在するでしょう。

ラング係数などもそのうちの1つです。

ラング係数以外にも、その社内の環境に応じた見積手法が存在します。

この手法をブラックボックス的に扱うだけでは機能しません。

良く分からないモノを適当に扱って見積をし、プロジェクトを進め、結果的に赤字が出た。

この責任はどこにあるでしょうか?

当然ながら、見積そのものに大きな責任があります。

プロジェクト遂行段階で工夫できる部分は非常に少ないですからね^^

見積手法を確立させ、PDCAを回して精度アップを図る

機械エンジニアリング業務の根幹と言えます。

見積手法を確立させるためには、社内のエンジニアリング業務を掌握している必要があります。

機械エンジニアなら例えば以下のような要因が見積に影響します。

  • 配管工事(材質、溶接数など)
  • 設備の据付撤去に掛かる費用(現地工事・準備)
  • 配管付帯工事(サポートや制作架台など)
  • バルブ資材の費用
  • 足場工事
  • 断熱工事
  • 工事準備に掛かる費用
  • 配管設計に掛かる費用
  • 試験費用

これらの費用がどういうロジックで構成されるかを理解しておく必要があります。

ここの内容はそれぞれの会社や業界によって変わりますので、今回は省略します。

最後に

化学工場の機械エンジニアにとって予算見積業務が重要であることを紹介しました。

予算見積はプロジェクトのスタート・予算見積は自由度が高い・予算見積はエンジニア実務をフル活用

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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