【フローチャート、プロセスフロー、P&ID、レイアウト】バッチ系化学工場のエンジニアリング基礎資料

図面化学工学

NEONEEETです。

この記事は、化学工場に興味がある人を対象にしています。

この記事を読むと、バッチ系化学工場のエンジニアリング基礎資料について知ることができます。

エンジニアリングは資料が多い

エンジニアリングでは様々な資料を使います。

昔はこれらが全て紙であって、1000ページを越える紙を扱うこともありました。

今ではかなり電子化が進みましたよね。

ページ数も多ければ、資料の種類も多いです。

毎年定期的に行うレベルの工事資料でも、50~100の種類にまたがります。

これらの中でも特に重要な資料を紹介します。

バッチ系化学工場のエンジニアリング基礎資料

製法フローチャート

製法フローチャートとは、プロセスの製法を記載したものです。

製法フローチャートとは別にDCSのフローチャートという表現も存在します。

  • 原料の種類、量
  • 原料投入の時間
  • 圧力・温度などの運転条件

これらを工程順に並べた資料です。

最近は、製品の物性や危険性の重要なものも記載するようにしています。

製法フローチャートを見れば、製法が丸わかりなので

機密情報として扱います。

バッチ系プラントで多く、連続工場では使う機会が少ないです。

連続プラントでは反応が単純だからです。

バッチ系プラントでは数ページ~10ページ程度にまたがりますが、

連続プラントでは1ページ~2ページで完結します。

表現方法はQC工程図と似せることができます。

連続プラントではQC工程図の代わりに製法フローチャートを使うケースが多いでしょう。

プロセスフロー

プロセスフローは、装置とプロセスの流れを示したものです。

フローシートと呼ぶ方が適切かもしれません。

原料・生成物の流れが分かる資料です。

運転条件や組成などの情報を書く場合もあるでしょう。

バッチプラントのでは、装置と原料・生成物の流れを記載するまでのレベルの資料が多いです。

運転条件等は記載しません。

製法フローチャート側で記載しているからですね。

連続プラントでは、運転条件や組成までも記載します。

製法フローチャートを書かない代わりに、フローチャート側を拡充させようという考え方です。

P&ID

製法フローチャートやプロセスフローは、プロセス屋の仕事です。

設備屋はP&IDを使って仕事をします。

P&IDはプロセスフローの詳細版です。

プロセスフローが数ページで収まるのに対して、プロセスフローは膨大な量のページになります。

100ページを越えることもあります。

装置ごとに必要な配管・計器・保温などの情報を漏れなく記載しています。

現場の情報を一通り知ることができる資料です。

設備屋としては最重要の資料です。

このP&IDをもとに配管図を作成しますので、工事の精度を左右する要の資料。

設備屋はまずはP&IDを読み、必要な諸施策を取れることが大事です。

P&IDは設備屋の基本の資料と言えます。基本は大事ですね。

レイアウト

レイアウト図も設備屋の仕事です。

設備の大きさを考慮して、現実的に設置できる場所を確定します。

現場の配置を示す資料として、大きな価値があります。

運転時よりも工事時に活用します。

災害時にも重宝します。

P&IDでは分からない、設備間の距離の情報などもレイアウトでは確認できます。

P&IDに負けず劣らず重要な資料です。

P&IDとレイアウトが設備屋の基本資料

運用の意識

これら4つの資料はいずれも重要な資料です。

この資料を「常に最新版」に保つ努力は非常に大事です。

どの資料も疎かにしてしまうと、部門の中で特定の人しか知らない情報ができます。

部門にとってはリスキーでしかありません。

ちょっとくらいの改造なら資料の修正は要らないだろう。

この思想が、後々に大きな影響を及ぼします。

そういう工場を、私も数か所で目の当たりにしています。

最後に

エンジニアリングは資料が大事です。

化学工場では製法フローチャート、プロセスフロー、P&ID、レイアウトが大事です。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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