【導電処理】化学工場で具体的に可能な導電化の方法

電気運転

NEONEEETです。

この記事は、化学工場の現場作業者や設備設計者を対象にしていますが、本当はガソリンスタンドで給油する人全てに知って欲しい内容です。

この記事を読むと、静電気対策として設備を導電化する方法について知ることができます。

こちらの記事も参考にしてください。

帯電物質を使わない

これは原則論としては正しいですが、現実的には難しいです、

バッチ系の化学工場では、腐食性の高い薬液を扱います。

設備面では、PTFE系ライニングやガラスライニングの設備を使用することが多いです。

なぜなら「安い」からです。

金属でも、耐食性の高い設備を作ることは可能ですが、「高い」です。

そのため、できるだけPTFE系ライニングやガラスライニングの設備を使います。

これらは一般的に電気を通さない設備であり、静電気的にはできる対策はほとんどありません。

表面に導電処理を施す

これは、設備部品に行うことが多いです。

フィルターやホースなどに対して実施します。

フィルターやホースは一般に樹脂が使われます。

それも汎用的な物はほとんど電気を通しません。

そうい設備に対して、導電性を上げるためにできることは「表面処理」です。

例えば、フィルターは非導電性の樹脂で編み上げますが、ここにカーボン等の導電性物質を混ぜ込みます。

ホースであれば、樹脂の中に銅線を入れて対応したり、樹脂そのものに導電性が高い樹脂を含めたりします。

樹脂の中に銅線を入れる、というのは目に見えて分かりやすいです。

ところが、導電性の面では疑問が残ります。

素材の中に導電性物質を含める方がよっぽど確実。

世間一般ではそういう流れになっています。

こういう常識を知らないのは、老害ばかり。

「銅線が入っていないから電気が通らない!駄目!」という事を課長クラスが上から目線で発言します。

それをデータで示して、テスターで測定して見せても、誤りもしない。

そんな老害ばかりです。

気体の導電性を上げる

これは、現実的にはかなり難しいです。

空気中で引火性液体を扱う場合、設備や床に対する対策をしても、空気への対策も行う方が良いでしょう。

具体的にできることは湿度だけです。

冬場は乾燥するためドアノブを触るとピリッとくる、という現象そのものです。

夏場は湿度が高いため同じ服装で同じようにドアノブを触ってもピリッと来ません。

人体に溜まった静電気が空気中の水分を通じて逃げているからです。

でも湿度コントロールは難しいです。

せいぜい床に水を撒いて、周囲雰囲気の湿度も上がることを期待するだけです。

最後に

化学工場の設備で静電気対策をしようとした場合、導電化がキーワードになります。

ほとんどの設備では静電気対策は難しく、樹脂系の物質の表面に導電性の物質を含めるくらいが限界でしょう。

この記事が皆さんのお役に少しでも立てれば嬉しいです。

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