【勝手に動く】情報共有をしないプロジェクト担当者

図面,現場プロジェクト

NEONEEETです。

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象としています。

この記事を読むと、プロジェクトを知らない担当者が情報共有しないことで起こる展開について知ることができます。

プロジェクトは情報共有が大事

建設プロジェクトは情報共有が全て

こう言い切っても良いでしょう。

建設プロジェクトは大勢の人数が関わります。

そこで特定の人だけが知っている・知らないという要素は減らしていかないといけません。

プロジェクトの基本です。

若手の機電系設計者・プラントエンジニアはプロジェクトの経験が少ないため、これを実践できない場合があります。

(本当は若いとか言い訳にもならないのですけど…)

情報共有をしないことで起こる弊害について、今回は紹介します。

情報共有をしないことの弊害

弊害① 上流部門がやり直し

プロジェクトは上流→中流→下流と川の流れのように情報が伝達することで成立します。

建設プロジェクトでは、上流がプロセス開発、中流が設備設計、下流が現地工事となるでしょう。

EPCで考えると上流が設備設計、中流が調達、下流が現地工事です。

どちらにしろ、プロジェクトには流れがあります。

大層な言い方をしていますが、普通の仕事でも同じです。

情報共有をしない人は、実は下流部門に多いです。

上流部門はその辺りのことを、徹底して教育を受けます。

ところが、下流部門はその意識が低い。

次の下流に繋ぐことは考えますが、上流に繋ぐことはほとんど考えません。

下流部門が情報を上げない。

下流部門が情報を上流部門に上げずに、独断で実施した場合、

最悪、上流部門の仕事をやり直さないといけません。

  • 上流部門はAの場所に設備を置こうとしていた。
  • 上流部門はそれを配置図に示して、公開した。
  • 下流部門が勝手にその場所に別の設備を置く計画をした。
  • それが現地工事段階で分かった、
  • コストを考えた結果、下流部門を優先さぜるを得なかった。

こういうケースが起こりえます。

上流部門は人数が少ないわりに時間を掛けて、総合的に考える仕事

その上流部門の仕事をやり直しさせることは、結果として組織全体にダメージを与えます。

しっぺ返しは、大勢の人数が短い時間で勝負する、現地工事に返ってきます。

工期が短く、工事業者が入り乱れる中、変更工事の調整をするというエネルギーを浪費する行為をしないといけません。

上流部門に伺いを立てなくても、現地工事が問題なく完成する

というのはプロジェクトとは言えない、簡単な更新程度の仕事のみ。

これに慣れてしまった人が、プロジェクトでも同じ発想をして、上流部門に伺いを立てなくなります。

設備設計は適切に情報を共有する。

設備設計は、上流のプロセス部門の基本設計が必要です。

設備設計者は設計時や図面確認時に、必ず上流部門に確認を求めます。

自身の仕事の成果が、上流部門の意図したものと一致しているかどうかを確定するためです。

その結果を、下流部門に伝えます。

  • 調達部門には見積仕様書や発注依頼書
  • 配管図作成者には設計書や機器図面
  • 現地工事部門には配管図などの工事図面
  • 工事関係者にはマスター工程表

とにかく仕事の成果や設計思想を、あらゆるツールを使って下流部門に伝えます。

日常的に、情報共有をする癖がついている設計部門は、プロジェクトの規模に依らずに情報共有をします。

弊害② 思想を無視したプラント設計

上流部門のやり直しの一部です。

やり直しは、「絶対に変えないといけない問題」があるから行います。

そうではない程度の「微妙な問題」であれば、スルーすることもあります。

下流部門が勝手に変えたけど、許容できるからこのまま進める。

化学工場では例えば、現地操作盤や監視カメラなどの位置が該当します。

大きくずれていなければどこでもいいけど、誰かが決めないといけない

という種類の問題。

配管図を作成するときには、配管以外にも現地の設備を色々想定します。

そして必要な作業空間を決めて、配管レイアウトを決めます。

現地操作盤などは、下流部門に依頼します。

そこで下流部門が、どう考えても邪魔になる場所に現地操作盤を勝手に置きます。

それでも設置場所を変更するほどのコストは掛けられないので、無理やりその場所に置く。

こうすると、プラントの長期的な思想や拡張性を無視した設計になります。

これは、30年40年と使うプラントにとっては、大きな損です。

弊害③ 受け身による時間ロス

上流部門のやり直しという意味での時間ロスは、言うまでもありません。

情報共有をしない下流部門は、情報を待っている受け身の癖が強いです。

その結果、プロジェクト全体が遅れていくリスクがあります。

結局誰も得をしない構図。

仕事は自分で完結しない

プロジェクトに依らず、仕事は

大勢の人数で行うものです。

言い換えると、

自分の成果を誰にも伝えず完結することはあり得ない

といえます。

これを拡張して、

自分の仕事の成果を、誰にどこまで伝えるか

ということを考えるのが、仕事の基本。

これができないと、仕事は円滑に回らないでしょう。

最後に

プロジェクトに限らず、仕事の基本を知らない人が集まると、仕事は回りません。

これを管理する調整者がますます重要になっていくでしょう。

同じ会社で、同じ環境で、仕事をしているはずの人間たちでもそうなのだから。

日々メンバーを変えながら仕事をしている人は、すごいと尊敬します。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました