【液たまり】ダイアフラムバルブは横向きに取りつける

配管配管

NEONEEETです。 

ダイアフラムバルブが横向きについていませんよ!

そんな細かいところ指摘しなくても・・・

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、ダイアフラムバルブは横向きに取りつける理由を知ることができます。

ダイアフラムバルブは横向きに取りつける

ダイアフラムバルブは横向きに取りつける理由について解説します。

それくらいわかっているよ!

こんな声が聞こえてきそうです。

ただ、これを細かく考えれている人は意外と少ないですよ。

横向きに付ける方が液たまりが少なくなって安全なのですが、

完全に液たまりが無くなるわけではありません。そこを勘違いしている人は非常に多いです。

ダイアフラムバルブの詳細はNDV(日本ダイヤバルブ)さんなどが参考になります。

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ダイアフラムバルブを上向きにつけた場合

ダイアフラムバルブを上向きにつけた場合を見てみましょう。

簡単な模式図で示します。

ダイアフラムバルブはダイアフラム膜をハンドルで上下させることで、シールさせる構造です。

ダイアフラム膜の「可動範囲」が材質によって制約があるため、

バルブケーシング内で流路が曲がるようにルートが作られています。

バルブの内部がボールバルブのように完全に直線に筒抜けになっているわけではありません。

むしろ、相当曲がった構造をしています。

ダイアフラムバルブのフランジ面からバルブの内部を見てみると、反対側のフランジ面を見ることはできません。

バルブ内部で流路が変わって物理的に見えません。

そんなバルブを上向き、つまりハンドルが上になるように取り付けると、

下の図のように必ず液が溜まります。

1次側だけ液が溜まるなら問題ないと判断するケースもあるかもしれませんね。

でも、1次側も2次側も溜まるケースは山のようにあります。

例えば以下のようなケース。

このケースではバルブの1次側も2次側も抜き弁がないために、液が溜まります。

だからこそ、真面目に対応しようとすると、1次側と2次側の両方に抜き弁が必要になります。

こんな豪華な組み合わせをすることは普通はないですよね。

ハンドルを横向きにするだけで解決する話ですから。

ダイアフラムバルブを横向きにつけた場合

ダイアフラムバルブを横向きに付けると、下のようなイメージでラインを組むでしょう。

ダイアフラムバルブの中で液が溜まらないから、1次側でも2次側でもどちらでもいいから「抜き弁」を付けておけばいい。

こういう感覚で設計します。

でも、実際には横向きにバルブを付けても、液たまりはゼロにはなりません。

これは、ダイアフラムバルブの流路が変わる部分で「絞り」があるからです。

ハンドルを横向きに付けると、この絞りの段差分だけ液たまりが残ります。

上向きにつける場合に比べて溜まり量は圧倒的に少なくなるので、現実的には横向きに付けざるを得ませんが、

ダイアフラムバルブを横向きに付けると、液たまりが無いから安全!

と思うのは間違いということです。

バルブやポンプの分解整備などで、バルブを取り外すときは残液があるものと思って危険予知をして対応しないといけませんね。

配管をブローをしたから液が抜けているはず

こう思うのが間違いなのと同じです。

そもそもフランジのガスケット部には液が溜まるのが当たり前ですから、バルブで液が溜まらないと考える方がおかしいのであって・・・。

配管の長さや傾きだけでなくバルブの構造もイメージして、現場作業や指示ができるようになってほしいです。

他でもない自分がケガをしないためにも。

最後に

ダイアフラムバルブは横向きに取りつける理由を紹介しました。

ダイアフラムバルブはその構造上、上向きに付けると液たまりができます。

そのため横向きに付けることが一般的ですが、これで完全に液たまりが無くなるわけではありません。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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