【配管】DB(ダイヤインチ)を具体的なケースに適用してみた

配管見積

NEONEEETです。

DB(ダイヤインチ)の意味は分かりますが、具体的にどうやって使うのですか?

具体例がないと分かりづらいですよね。
バッチプラントの簡単な例を使って、見ていきましょう。

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、DB(ダイヤインチ)の具体的な使用方法を知ることができます。

DB(ダイヤインチ)でプラント全体を把握する

DBは溶接線の長さのことです。

DBの量が分かると、工事規模を把握することができます。

この記事ではDBの量を把握するための具体例を紹介しています。

この3部構成で解説します。

  • 個別配管編
  • 装置周り編
  • プラント全体編

今回は個別配管について解説します。

化学工場の個別配管のDB(ダイヤインチ)具体例

屋外タンク 200DB

屋外タンク周りの配管は200DB程度です。

屋外タンク周りのルートは結構かんたんです。

配管のルートや形状は場所によってさまざまですが、

単純なケースとして屋外タンクを考えます。

ポンプ吸込み 32DB

ポンプ吸込みラインのDBを数えてみます。

エルボが4個、フランジが4個付いていると考えます。

屋外タンクとポンプとの間の配管は、口径50A・長さ10m程度を想定しています。

この配管のDBは32DBです。

(エルボ4個×2+フランジ4個×2)×(50A/25A) = 32

ポンプヘッダー 42DB

ポンプヘッダーのDBを数えてみます。

チーズが2個、エルボが1個、レデューサが1個、フランジが4個付いていると考えます。

配管口径は50Aです。

この配管のDBは42DBです。

(チーズ1個×3+エルボ4個×2+レデューサ1個×2+フランジ4個×2)×(50A/25A) = 42

循環 40DB

循環も同じように確認しましょう。

この配管のDBは40DBです。

(エルボ6個×2+フランジ4個×2)×(50A/25A) = 40

ポンプ吐出し 40DB

これは循環と同じ発想でOKです。

1本あたり40DBです。

この考え方はプラントのDB計算でも大いに効力を発揮します。

「装置周り」の配管だけに着目しているので、別の装置までの長距離配管部分は考えていません。

ここは要注意です。

まとめ計算

上の計算のまとめを行います。

  • ポンプ吸込み  32DB
  • ポンプヘッダー 42DB
  • 循環      40DB
  • ポンプ吐出し  80DB(2本)

この足し算なので、

32 + 42 + 40 + 80 = 194DB

少し丸めて200DBとして考えましょう。

工場内配管1本 40DB~50DB

工場内の配管は200DB程度です。

工場内でも屋外タンクと同じ考え方ができます。

配管1本 40DB

屋外タンクの例で以下の法則を考えます。

50A配管1本 40DB

ポンプ吸込み・ポンプヘッダー・循環・ポンプ吐出しのいずれも

ほぼ40DBでしたよね。

装置間の配管 10DB

装置間の配管は50A、5mあたり、10DBで考えます。

考え方は屋外タンクのポンプ吸込みと同じです。

下にポンプ吸込み口の図を再掲載します。

装置間の配管は、「工場内の空いている空間を通す」という思想です。

配管1本5mを単位として、接続していきます。

接続のために必要な溶接DBは以下のとおりです。

  • フランジで接続 4DB
  • 溶接で接続   2DB

工場内の空いている空間に配管を通すためには、エルボでルート変更をしないといけません。

これが50A配管1本で、5DB程度あります。

フランジ接続4DB + ルート変更5DB =9DB → 10DB

装置間の配管の含め方

工場内の配管を40DBにするか50DBにするかは、議論が分かれるところです。

  • 40DB 装置間の配管を外出し
  • 50DB 装置間の配管を含める

私の所属する会社では、40DB側です。

装置間の配管は、装置周りの配管を推算した後に加えるという発想です。

上の2つの考え方はどちらでも間違いではありません。

最後に

本記事では本記事では配管のDBに着目しました。

単純なケースとして屋外タンク周りで200DB50A配管1本あたり40DB

私はこの考え方をベースに展開させています。

皆さんの工場に対して、同じような考え方でおおよそのDBを推定していって

それぞれの工場のDBを導いていただければと思います。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました