【CRT・アナログ】データ処理の有用性と紙に対する考え方

制御デジタル化

NEONEEETです。

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象としています。

この記事を読むと、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアがデータ処理についてどう考えているか知ることができます。

結論

電子データはデータ加工性と省スペースに優れます。

CRTとアナログパネルの関係と同じですが、紙の文化はなかなか消えません。

はじめに

CRT・アナログパネルの議論と同じような論理展開で、電子データと紙の議論が可能です。

化学工場の現場において、電子データと紙に対する考え方を紹介します。

電子データはデータ加工性と省スペース

電子データはデータの加工性と省スペース化に優れます。

データ加工性

データの加工性は非常に分かりやすいです。

有名なのが配管図・P&IDなど

配管図やP&IDを紙と鉛筆で書くと、後が非常に大変です。

化学工場では増改築が頻繁にあり、紙と鉛筆で書いた図面を修正するときは、

  • 消しゴムで消して
  • 消したくない部分も消えて
  • 消した場所が汚くなりながら
  • 1つ1つ変更していきます

これは非常に困ります。

電子データならコピペが非常に楽。

また、配置検討をするときにも辛いです。

複数の配置案を考えるときに、コピペが楽というのが効力を発揮します。

紙なら、コピーして朱記しなければいけません。

多少の寸法変更をしようとしたときに、紙だと消しゴムで消さないといけませんが、

電子だとコピペとマウス移動。

圧倒的に楽です。

省スペース

紙はその枚数が多くなると非常に膨大ですが、電子データは非常に省スペースです。

これは言うまでもないでしょう。

コピペと省スペースという強力なメリットがあり、電子データ化が進んでいます。

紙は即応性

電子データのメリットはデータ加工性と省スペースです。

一方で、紙のメリットは何でしょうか?

即応性

にあると私は考えます。

  • 一目である程度のボリュームの情報量を見ることができる
  • いくつかの紙を重ね合わせて確認ができる

紙だとみんなで情報を見ることができる、という意見もありましたが

web会議や、プロジェクターの発展に伴い、この意見を言う人は少なくなりました。

対面会議と紙で資料を印刷することに疑問を抱かないのが、日本のあるある。

私の所属する会社の同じ組織でもweb会議と電子データを活用する人もいれば、対面会議と紙にこだわる人もいます。

また、ある程度のボリュームの情報量や、紙の重ね合わせというのは

プロジェクトクラスの膨大な量の配管図

などを指すべきです。

これも本来は3D-CADで対応するべき世界です。

それよりボリュームの少ない資料でも、紙にこだわる人が多いのが現状

こういう人たちは、日々の仕事の見直しをしていません。

いくつかの紙を重ね合わせるメリットも、今となってはほぼ存在しないでしょう。

CRTとアナログパネル

CRTとアナログパネルについても、電子データと紙と同じ議論が可能です。

ここでCRTは電子データとほぼ同義で考えています。

電子データ化されているのでCRTで閲覧可能ですので。

データのコピー・転送・加工いずれもCRTの方がアナログパネルよりも圧勝です。

フィールドや計器室でしか情報を得られないアナログパネルに対して、事務所等の離れた場所でデータを見れたり解析できたりする電子データは、支援部隊の強化という意味で大きな意義があります。

CRTのデメリット?

CRTはデメリットとして、以下のような問題があったようです。

  • 操作が簡単すぎて間違えやすい
  • 複数の画面を展開できない

アナログパネルの方がメリットがある、と主張する根拠はこれくらいです。

操作ミスについては、現場の弁操作でも起こりえます。

これがCRTだから極端にミスが増えるという意見は弱いです。

アナログパネルでは点数が非常に多くなると、検索が難しく、誤操作を起こす可能性もあります。

複数の画面を展開できない問題も、DCS操作画面数を一定量確保すれば解決できます。

アナログパネルのメリットは本当か?

アナログパネルのメリットである、複数の画面を展開できる、というのは本当に有用でしょうか?

Noと私は判断しています。

アナログパネルで膨大な量の画面を一度に見ながら、一つのパラメータを変えた時にすべてのデータを見ることは可能でしょうか?

人間の数が少ないので、多くの情報の一瞬の変化をトレースすることはできません。

その変化を後で確認しようとすれば、アナログパネルの場合は記録紙に頼らざるを得ません。

そうすると、膨大な紙から必要な情報を探さないいけないという意味で、検索性が悪い方が勝ち、メリットがなくデメリットしかないという判断ができます。

おわりに

DCSでCRTが一般的になっているのに、オフィスワークでは紙にこだわる人が多いです。

非常に不思議。

電子化のメリットを考えないで、日々の仕事を淡々とこなすだけの人が多いのでしょう。

チャンスですよ。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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