【気密・通水・実液】化学工場の工事品質を担保するために必要なこと

配管工事

NEONEEETです、

化学工場の工事現場で工事品質を確認するための手法について説明します。

工事品質を確保しないと大事故につながる

化学工場の工事で工事品質が問われるのはなぜでしょうか?

品質が悪い場合、大事故につながる恐れがあるからです。

水道菅の工事も失敗して、人体に影響が出る可能性がありますが、確率が低いし、問題として広まる可能性も低いでしょう。

しかし、化学工場の場合、漏れが起こって火災が発生したりすれば、すぐに大きな事件扱いになります。

その結果、地域住民や環境に大きな影響を与える可能性が考えられます。

だからこそ、工事品質を高くする取り組みを継続しなければいけません。

気密試験

化学工場の現地工事では、配管工事がその主役です。

装置に関しては今回は記載しません。

配管工事の品質確認は、製作段階・取付段階で色々な手法があります。

でも、そのどれもが、ユーザー側が確認する機会が少ない、という問題があります。

ユーザーが安心して使うために、配管ラインの総合気密試験をして、確認することが基本だと思います。

これでかなりのトラブルは防げます。

ほとんどはガスケットの問題ですが、それをほぼ解決することが可能。

通水運転

気密試験が終わったあとは、いきなり実液運転に入る場合もあります。

しかし配管工事数量が多い場合には、通水試験を進めます。

工事中に配管ラインに異物があったり、忘れ物があったりするからです。

配管工事屋もこの辺を気を使うようにしていますが、完全にゼロにはできません。

例えば、配管プレファブ後に水洗浄・スチーム洗浄をして、末端部を養生して、現場に運び、現場ですぐに取り付ける。

こうしても異物をゼロにすることはできません。

ゼロに近づくため、やったほうがいいのは確かです。

実液運転

気密試験と通水運転でほぼすべての問題を解決しているはずです。

実液運転で工事品質に係る問題が起きるとすれば、材質間違いでしょう。

鉄やステンレスの金属ならほとんど問題は無いと思います。

あるとしたら溶接部のトラブルでしょう。

それよりも圧倒的に多いのは、ガスケットの間違い。

水では耐えるガスケットでも、薬液に浸した瞬間にダメになるケースはあります。

というより、適正なガスケットが入っているかどうかの検査をしようとすると、膨大な時間がかかるのが問題です。

だからこそ、確実性を求めるなら、通水試験の後に、油運転試験をして、それから実液試験・つまり実際の製造にかかるべきだと思います。

この辺は、立ち上げまでの時間を極小化することが強く求められている現在では問題になりがちです。

油運転はなくても良いのでは?割り切った方がいいのでは?という意見が強くなってきています。

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