【変わらない】化学工場ユーザーと設備メーカーの保守的な関係

トラブル化学設備メーカー

NEONEEETです。

設計に時間が掛かって間に合いません。

設計の進め方がまずそうですね。

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、化学工場ユーザーと設備メーカーの保守的な関係ツについて知ることができます。

化学工場ユーザーと設備メーカーの保守的な関係

化学工場ユーザーと設備メーカーの保守的な関係について解説します。

化学工場の中では外の会社の人と接する機会が比較的多い機電系エンジニア。

技術系の中ではトップクラスです。他は営業や調達関係ですからね。

多くのお客様と接する喜び

みたいなものを感じることは全くありません(笑)

仕事上で接する人数は50人を越えてそれなりに多いのですが、「喜び」はないですね。

というのも、関係性が「保守的」だから。

10くらい経てば、化学工場で扱う各設備メーカーと仕事をして全体像が見えてきます。

その結果、私が抱いた感想は

手のつけようがないほど保守的

というものでした。

これと同じ思いを、各会社・各部署で経験していることでしょう。

業界が狭い

化学設備のメーカーは意外と業界が狭いです。

タンク・熱交換器を作る町工場を新たに立ち上げるなんてほぼ聞いたことがありませんね。

化学工場向けの設備の中でも、規模が小さな工場でも作れる設備の代表例であるタンク・熱交換器ですら、新規企業が参入する余地はありません。

それならポンプや圧力容器くらすになると、もっと無理があります。

規制や資格でガチガチですから。

化学会社を新たに立ち上げるわけにいかないのと、全く同じ構造。

メーカーだけでなくユーザーも新規参入しないのであれば、

お互いに上手くやっていく

という保守的な関係が成立するのは当然のことで。

ユーザーとメーカーのお互いの視点で考えてみましょう。

ユーザー視点

ユーザー視点で化学設備のメーカーを見た時、選定先の少なさに驚きます。

同じような設備を作れる会社は3社もあれば十分。5社もあれば多すぎ。

こんな間隔です。

成熟した関係といえるかもしれませんね。

古くは20年前うくらいの携帯電話業界も同じですね。

もっと古いカード業界や鉄道業界などは今でも種類が増えすぎていて、どこを選べばいいか分かりませんよね。

その意味では、数社に絞れる関係というのは楽です。

新たなベンダーの能力調査をする必要もないですからね。

「新しいことをしたい」と思うユーザーにとってはつまらないですが、

「安定的に仕事をしたい」と思うユーザーにとっては天国でしょう。

仮に特定のメーカーの品質や対応が悪かったからといって、そのメーカーと取引を中止することは現実的ではありません。

3社のうち1社を捨てると、残り2社。

その数が減っていってジリ貧になる。

化学工場の設備でもそんな業界は増えていっています。

だからこそ、質が悪くても使わざるを得ないのという背景がユーザーにはあります。

メーカー視点

メーカー視点では、客を少しでも増やすための努力を怠りたくないでしょう。

特に大手のメーカーにとっては、取引先は常に大手企業。もしくは海外。

各ユーザーのやり方はそれぞれですが、変わることはありません。

メーカーからするとそれぞれの会社に合わせて進め方を変えざるを得ません。

もっと効率的に進めたい

そう思ってユーザーに主張しても、ほとんど対応してくれません。

今までと同じやり方ではどうしようもないからあきらめざるを得ないって状況でしか、物事は変わりません。

消極的な変化です。

中堅のメーカーにとっては技術力を高めて、大手企業と取引をしたいところ。

新規取引をこぎつけても、ユーザーからの要求を過剰と判断して対応できないケースが多いです。

わがままな大手ユーザーに対応するくらいなら、今の客と細く長く付き合う方がマシ

こんな雰囲気を感じます。

設備メーカーの規模は大きくないので体力がないといえます。

それが、新たな顧客とチャレンジングな仕事をする方向に目を向けれない要因の1つでしょう。

既存顧客との関係を守るだけで精いっぱいというか。

人が集まらない

化学工場のユーザーも設備メーカーも人が集まりません。

斜陽産業とも言えるでしょう。

特にメーカー側は相当厳しいです。

製造現場の技術職はまだ必死にかき集めていますが、営業や設計は絶望的。

昔から同じ仕事を担当している人が、異動がなく20年30年と仕事を続けて、同じやり方をします。

ユーザー側が変わっても、メーカー側が変われないので、関係性も変われません。

20年30年で人が1人入れ替わると劇的に変わる、という「いびつ」な構図。

新しい人が入社しても、古いやり方についていけないようです。

ちゃんと教えてくれず成長する機会は少ないみたいですね。

ユーザー側の若手も成長が遅いです、メーカーは輪をかけて遅いです。仕事で付き合ってみて良く分かります。

仕事が少ない

化学工場のユーザーも設備メーカーも仕事は少ないです。

化学工場側は大きなプロジェクトが日本ではできず、海外に進出するしかありませんよね。

日本の競争力が今よりも弱くなって、日本に戻ってくることもあるでしょうが、

その時には私は実務はしていないでしょう。

大きな仕事がなく、既存設備の更新を細々と行うだけでは、「既設と同じ」設備を作り続けることになります。

これで新たな取引先と仕事をしたり、既存の取引先と新たな検討をすることもないですよね。

設備メーカーも仕事が少なくなっていますが、それ以上に人が少なくなっているので目立たないでしょう。

そんなにいっぱいの仕事を引き受けることはできない

と言って拒否せざるを得ないですから。

仕事と人を比べると相対的に仕事が多い環境で、人が集まらないのだから

業界としては問題がありますよね。

誰もやりたくない仕事環境ってことだから・・・。

最後に

化学工場ユーザーと設備メーカーの保守的な関係について紹介しました。

業界が狭い・人が集まらない・仕事が少ない

関係性が進展する要素はほとんどありません。

安定的な仕事を好む人には天国でしょう。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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