バッチ系化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアは分散型SDM(定期修理)で成長する【コンカレント】

図面,現場プロジェクト

NEONEEETです。

バッチプラントって小さいから、仕事も楽そうですね

(あっ、この人、連続プラント出身だ)

バッチプラントの修繕費って数1000万円くらいで、安いですよね

(あっ、この人、連続プラント出身だ)

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、バッチプラントの機電系設計者・プラントエンジニアの仕事の担当範囲を知ることができます。

バッチ系化学工場のSDM(定期修理)は2パターン

化学工場ではSDM(定期修理)は2パターンに分けることができます。

集約型と分散型です。

集約型SDM

一般的にイメージするのは集約型です。

下の図は、3つの工場(A、B、C)の一年間の生産スケジュールです。

事業所内にあるプラントをすべて停止して、一度にSDM(定期修理)を行います。

SDMの語源であるShut Down Maintenanceという言葉どおり、工場全体を

シャットダウン

工場萌えでよくある、夜に光が照らされているシーンがなく、

廃墟のような状態になります。

電気も止めますので ^^

分散型SDM

集約型の反対は分散型です。

SDM期間が工場ごとにバラバラです。

分散型SDMが可能なのは、ユーティリティが分散化されている工場に限定されます。

事業所に数プラントしかない場合は、ユーティリティが共有化されているので

SDMも集約されます。

そういう事業所が大半でしょう。

分散型SDM(定期修理)での機電系設計者・プラントエンジニアの仕事

機電系設計者・プラントエンジニアのルーティン業務

機電系設計者・プラントエンジニアの仕事のルーティン業務を紹介します。

生産スケジュールに対するエンジニアリングという観点で、同じ表現を使用します。

エンジニアリングの仕事は

設計 → 調達 → 準備 → 定修

という流れを、ほぼ1年掛けて取り組みます。

定修や工事の規模や、調達資材の納期などによって期間は大小の振れがあります。

バッチ系化学工場では1年~2年の間で普通は完結します。

集約型SDM(定期修理)の場合

集約型SDMに対するエンジニアリングのタイムスケジュールを見てみましょう。

集約型のSDMなので、エンジニアリングも集約されます。

集約度が高い工場ほど、エンジニアリング業務が集約されます。

工事会社の作業員が集約されるだけでなく、機電系設計者・プラントエンジニアも集約されます。

一点集中できるというメリットがあるので、マネージャーもプレイヤーも仕事としては分かりやすいです。

分散型SDM(定期修理)の場合

分散型SDMに対するエンジニアリングのタイムスケジュールを見てみましょう。

分散型だと下のとおり、バラバラになります。

分散型で1人の担当者が3つくらいのプラントを担当することは、ごく普通のことです。

上の例では、

A工場が定修の時に、B工場向けの設計をしつつ、C工場向けの準備をする

という仕事の切り替えが必要です。

これは、コンカレントエンジニアリングの発想そのものです。

集約型に慣れてしまうと、分散型への対応はかなり難しいです。

頭の中で仕事の切り替えを器用にしないといけないからです。

連続プラントのエンジニアリング担当者がバッチプラントでエンジニアリングを器用に回せない

という声をよく聞きますが、これが理由だと思います。

その意味で、最初から分散型SDMに対応している機電系設計者・プラントエンジニアは強いと思います。

最後に

SDMには集約型と分散型があります。

バッチプラントでは分散型を採用している場合があります。

分散型SDMに対応できる機電系設計者・プラントエンジニアは、コンカレントエンジニアリングを自然と身に着けていて

応用が利く存在となるでしょう。

この記事が記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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