【序盤工事・長工期】化学工場の設備プロジェクトにおける土木建築の優先度

保全土建設計

NEONEEETです。

この記事は、化学工場に興味がある人を対象にしています。

この記事を読むと、化学工場の設備プロジェクトにおける土建工事が優先度が高い理由を知ることができます。

設備プロジェクトの工事職種

化学工場の設備プロジェクトは以下の流れで行います。

  1. 土建
  2. 設備
  3. 電気
  4. 計装

職種の分け方は会社の規模や業界によって変わりますが、かなり狭めた範囲でもこの4つに分かれるでしょう。

この4職種の中で私は設備の担当です。

設備は土建・電気・計装の3職種を取りまとめるポジションです。

今回は、土木建築工事の優先度が高い理由について紹介します。」

土木建築工事が優先度が高い理由

化学工場の4職種のうち土木建築工事の優先度が高い理由を3つ紹介します。

理由① 工事の序盤

土木建築工事は化学プラントの工事において最も最初に行います。

特にプラント建設であれば、掘削・くい打ちから始まります。

プラント内の設備改造工事では勝手はすこし違って、撤去工事から始まります。

プロジェクトにおいて工事スタートである土木建築工事。

この工事スタートが遅れると全体が遅れます。

土木建築工事の工事スタートは、その設計期間に制約を受けます。

この土木建築設計をいかに早く進めるか

プロジェクトの成功のカギを握ります。

化学工場での土木建築設計は、荷重条件の大半を占める機械設備が決定していないといけません。

そのため、機械設備の設計は現地工事の1年くらい前から着手することになります。

1年先のことを考えながらプランニングを練る機械設備設計は、プロジェクトの全体を取りまとめる最適な人材です。

他の職種はプロジェクトへの参画期間が短いです。

いずれにしろ、工事の序盤である土木建築工事が、遅れないようにマネジメントすることが、プロジェクトにおいて優先度が高く位置づけられます。

理由② 工期が長い

土木建築工事は、プラント工事のうちの半分程度を占めます。

ここの工事計画が定まらないと、他の工事も定まりません。

工事のスタートであり、工期ももっとも長い

ここに土木建築工事の優先度が高い理由があります。

その割に土建屋に工事計画をさせると、設備・電気・計装の工事など無視した、非現実的な工期を設定してきます。

理由③ 化学工場を知らない

土木屋が化学工場の知識を習得する意欲は高くありません。

電気屋も似たようなものですが、土木屋はもっと酷いです。

設備屋や計装屋は知識が比較的多い方。

知識を知らない部門が、工事のスタートであり、工期がもっとも長い

という致命的なリスクを抱える部門構造になります。

土木建築はどこでも殿様商売

土木建築屋はどこでも自分が一番偉い、という自負を持っています。

箱物行政の影響です。

無意識に殿様商売をします。

  • 工事の大半を占めるわりに、工期の調整に非協力的
  • 工事のスタートを切る係なのに、設計の品質はつたない
  • 自部門以外の職種の知識を習得する意欲がない

毎回毎回同じようなやり取りをしていると、嫌な気分になってきますよ ^ ^

これは日本全国だけでなく、一部の海外でも同じです。

最後に

土木建築工事の優先度が高い理由とは

土木建築工事をうまく転がさないといけない

という言い方ができます。

文句はいっぱいありますが、個人的な想いを抑えて、土建屋を使いこなすことが機械設備屋に求められます。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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