バッチ化学工場では渦巻ポンプとシールレスポンプを明確に使い分ける【基本】

ポンプ化学機械

NEONEEETです。

渦巻ポンプとシールレスポンプが、バッチ系化学工場では多いですよね。

そうですよね

渦巻ポンプとシールレスポンプってどんな風に使分けますか?

大事なことです。

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、バッチ系化学工場での渦巻ポンプとシールレスポンプの使い分けを知ることができます。

バッチ化学工場では渦巻ポンプとシールレスポンプが多い

バッチ系化学工場では渦巻ポンプとシールレスポンプが多く使われます。

そもそも、バッチ系化学工場ではポンプが最も多く使われます。

化学工場では、容器内にある液体・気体・固体を別の容器に移すというプロセスが必ず発生します。

容器と容器の間は配管で接続して、移送するための手段としてポンプを使用します。

ポンプは主に液体用に使用します。気体ならファンやブロアーと言います。

特に液体を多く扱うので、ポンプがバッチ系化学工場で最も多い設備と言えます。

そのポンプの中でも、渦巻ポンプとシールレスポンプが多く使われます。

今回は、この渦巻ポンプとシールレスポンプの使い分けについて解説します。

バッチ系化学工場での渦巻ポンプとシールレスポンプの使い分け

バッチ系化学工場での渦巻ポンプとシールレスポンプの使い分けを、それぞれのメリットに着目しながら解説します。

渦巻ポンプはユーティリティ

渦巻ポンプはユーティリティ用途に使います。

ユーティリティとは水・冷水・温水などの水系のことです。

流量が大きい

ユーティリティは、工場全体に張り巡らされています。

配管形状は水道管と同じ発想です。

この供給ポンプは、大型のポンプになります。

大流量のポンプは、渦巻ポンプの方が対応しやすいです。

効率が高い

ポンプ効率は渦巻ポンプの方が高いです。

高い機種では70~80%のものもあります。

大流量のポンプでは、大きな電力を必要とします。

電力費を少しでも削減するために、ポンプ効率が高い方が好ましいです。

メカニカルシールがデメリットにならない

メカニカルシールは漏れます。

グランドシールに比べれば、圧倒的に漏れ量は少ないです。

それでも大気に開放しているという点で、漏れのリスクはあります。

これはメカニカルシールのデメリット。

ところが、ユーティリティ用途ではメカニカルシールのデメリットが機能しません。

水なら漏れても大きな問題にならないからです。

排水量が増えたり、電力量が増えたり、反応温度制御ができなかったり…

問題はありますが、すぐに起こる問題ではありません。

空運転で壊れない

これはあくまで可能性の話です。

空運転はポンプにとって致命的な問題です。

渦巻ポンプでもシールレスポンプでも同じです。

シールレスポンプは絶対アウト。

渦巻ポンプも基本アウトですが、セーフの可能性があります。

外部注液をしている場合ですね。

シールレスポンプはプロセス

シールレスポンプはプロセス用途に使います。

メリットはたったの1つです。

漏れない

シールレスポンプは漏れません。

なぜならシールが無いから。

だからシールレスです。

厳密にはガスケットやOリングから漏れる可能性はありますが…。

メカニカルシールが無いという意味で、漏れません。

これは化学工場で扱う危険なプロセス液に対して、絶対的な安心感を持ちます。

よほどのことがない限り、シールレスポンプを使います。

最後に

バッチ系化学工場での渦巻ポンプとシールレスポンプの使い分けを紹介しました。

化学工場を見ているとシールレスポンプばかりですが、渦巻ポンプの方が基本です。

渦巻ポンプにもメリットはいっぱいあります。

この記事が記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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