【テクニック】SDMのタイミングを意識した予算申請

営業プロジェクト

NEONEEETです。

予算見積をしました。

これ工事期間どれくらいとるつもり?

この記事では、SDMのタイミングを意識した予算申請について解説します。

SDMのタイミングを意識した予算申請

化学工場でプロジェクトを担当すると必ず直面するのが「予算申請のタイミング」。

社内イベントである予算申請~審議~着工というタイミングを考えつつ、

実際の工事期間(生産停止期間)を考えなければいけません。

更地から建物を建設するプロジェクトではありえない、ユーザーの仕事ならでは。

外部のプラントエンジニア会社からは「社内調整」と揶揄される部分が多いですが、

工事全体のスケジュールや社内での投資タイミングなど、会社として考えるべき大切なことです。

これも1つのスキル。

というのも、ユーザーでも一部のエンジニアしか理解して実践していないからです。希少価値ありです。

予算申請と予算着工にはズレがある

まず大前提として、予算申請と予算着工にはズレがあります。

当たり前のように見えて、意識していない人は多いです。

通常は予算申請と予算着工は半年~1年程度のズレがあります。

その前に、中期経営計画と称して次中期(通常は3年)での投資案件をまとめています。

その投資案件のうち、翌年度に実施する案件の予算申請を行って、

審議を経て実施可となれば、半年~1年後に予算着工となります。

ユーザーエンジニアがメーカーに見積依頼をするのは、たいていがこの時期です。

納期しか気にしない営業担当者なら、この辺を考えずに準備すらしません。

「そろそろ○○社から見積依頼が来そうだから、先にヒアリングしておくか」

こんな発想をしてくれる営業担当者は本当に少なくなりましたね・・・。

定型業務として処理できそうな気がしますけど、まぁ何か難しい理由があるのでしょう^^

SDMは生産計画全体に影響する

SDMは生産計画全体に影響します。

ここを意識していないユーザーエンジニアは極めて多いです。

特に土建。

ここはひどい。

ユーザーエンジニアの土建部門であっても、自部署の工程が全体工程に大きく影響を与えて、会社の生産計画に極めて大きな影響を与えることを意識しません。

外部の土建エンジニアや土建会社なら分かる話ですけど、

同じユーザーエンジニアとして存在しているのだから、その存在価値は考えましょうよ。

といいたくなる土建エンジニアは多いです。

例えば、SDMが毎年1か月確保している工場があって、

あるプロジェクトで1.5か月掛かると予算申請したとしましょう。

予算着工後に急に土建エンジニアから、

あのプロジェクト、2か月かかる。よろしく。

というような言い方をされます。

これって、予算申請段階である程度読めているはずです。

半年~1年で状況が大きく変わるはずはないので。

予算申請段階で何も主張せず、予算着工段階で工程を再度調整しないといけない。

こんな展開をする土建エンジニアは枚挙に暇がありません。

業務の大幅な無駄が発生します。

SDMが生産計画に大きな影響を与えるので、大きなプロジェクトでは

SDM+αのα部分をどうやって確保するかが問題になります。

生産計画に余裕があれば普通にSDMを伸ばします。

このケースは割とあって、1年365日稼働するプラントでも、

今年は半年稼働で半年は停止

というパターンがあります。バッチプラントならでは、

SDM+αを取りにくい場合は、分割工事を考えます。

1期工事・2期工事なんて言い方をします。

1期工事で干渉物の迂回工事を行い、2期工事で独立した工事を行います。

消防の仮使用申請を出して、生産しながら工事を行うというパターンです。

このために1期工事と2期工事で必要な工事を整理することがエンジニアには求められます。

当然ながら、取りまとめをする機械エンジニアの腕の見せどころです。

SDMと予算着工が近接する

複数のSDMに分割して工事をする場合に気を付けることが1点あります。

SDMと予算着工が重なっているというパターンです

これは、SDMの時期が毎年この月に実施すると決まっている場合は、十分予測可能なシナリオです。

例えば、以下のようなパターンを見てみましょう。

SDMの1年目と2年目に分けて工事をすることを考えたとして、予算着工月がSDMの1年目と重なる場合です。

多少のずれがあって、SDMの1年目が予算着工から数か月後であっても状況はほぼ同じ。

この場合にでも、SDMの2年目で工事を完成させたいという要望はとても多いです。

SDMの1年目はノーカウントで、SDM2年目が1期工事、SDM3年目が2期工事としたいところですが、そうはいかないのが化学工場の辛いところ。

この場合は、予算申請段階で予算を分割して申請することになります。

1期工事分の予算は先行で着工をし、2期工事分は定期的なタイミングで着工する。

このためには、エンジニアには以下のスキルが求められます。

  • 1期工事・2期工事でどれだけの工事が必要なのか
  • 1期工事の予算をminimumにするにはどうすればいいか
  • 全体のスケジュールを簡潔に表現できるか

工事全体を俯瞰して、対外部署に分かる形で表現する能力が求められるわけですね。

化学工場の場合、この辺は計装・電気・土建は非常に弱いです。

機械エンジニアならではのスキルでしょう。

最後に

SDMのタイミングを意識した予算申請について解説しました。

予算申請と予算着工のズレ・SDMのタイミング・予算着工とSDMの近接

化学工場のユーザー内のプロジェクトでは、問題になりやすい部分であり

この調整はユーザーエンジニアとしてのスキルの1つと考えます。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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