ブラケット式タンクの据付イメージの解説

建設土建設計

NEONEEETです。 

土建図面は適当に見ているフリ

かんたんな図で書けるようになっておきたいですよね

この記事では、ブラケット式タンクの据付イメージを解説します。

ブラケット式タンクの据付イメージを解説

ブラケット式タンクの据付設計の機会は意外と多くはありません。

建物を建設するときや増設するときなど大規模な工事に限定されがちです。

そもそも工期が掛かます。1か月~1.5か月程度の工事期間しかない工場では

設備の更新のたびに受け梁システムを変えるだけの時間は取れないでしょう。

そうやってブラケットシステムの構成を考える機会がないまま、5年~10年と日が経過して

いざ設計において取り組もうとしたときには、恥ずかしい想いをすることになります。

一例として私の職場の例を紹介します。

ブラケットのシステムは工場によって微妙な差があるので、一概にこれが正しいとは言えません。

詳細は担当工場を観察すれば見えてくると思います。

立面図

基本である立面図を紹介します。

とはいえ、これは略立面図。

ブラケットの設置イメージを何となく理解したり表現するときに使います。

ブラケット式の場合は、床面に穴を開けてブラケットと梁を取り合う格好になります。

このイメージは機械エンジニアに限らず、工場に勤務している技術系なら誰でも知っているレベルの話です。

平面図

次に平面図を解説します。

ここになると難易度がぐっと上がります。

現場をよく観察できる生産部の人の方が、機械エンジニアよりも詳しいかもしれないレベル。

この図を書ければ、据付設計で土建と十分に議論ができますよ。

システムの構成を全体から詳細に向かって解説します。

4本の柱をそれぞれ梁で結びます。この梁は大梁と呼びます。

大梁とタンクが直接接続することは普通はありません。

小梁を大梁と直角になるように2本取ります。

その2本小梁を繋ぐように小梁を2本渡します。

これで小梁4本が四角形の形を構成します。

この四角形の中にタンクをはめ込みます。

小梁とタンクのブラケットを取り合うために、小梁に斜材を入れます。これを受け梁などと呼びます。

大梁の大きさが4mだから、4m近くのタンクが設置できるはずだ!

なんていうことを真顔で言うエンジニアもいますが、この平面図を見れば分かりますよね。

配管などを考えると結構難しいことがイメージできます。

少なくともバッチ系化学工場では大梁の長さの半分程度のタンク径までしか設置できないと考えた方が良いです。

受け梁詳細

平面図が理解できていれば基本的なことはOKです。

応用的な内容として受け梁の詳細を解説します。

小梁と受け梁の取合

小梁と受け梁の取り合いを解説します。

この図は断面図です。立面図と同じ向き。

構成は小梁に接続板であるガセットプレートを溶接して、受け梁とボルトナットで取り合う形です。

どうでもいいですが、土建図って絵が多くて向きが分かりにくくて、どこのことを指しているか悩みませんか。

小梁と受け梁の図も実はこれと同じ。

受け梁が斜材である以上、同じ断面で記載するのが難しいです。

上の図で左右に分割しているのは、小梁の向きが違うことを意図的に表現したかったからです。

実際には受け梁の両端を2本の小梁で接続しています。

受け梁とブラケットの取合

受け梁とブラケットの取合も微妙な問題を抱えます。

基本的にはボルトナットで取合うだけですが、まれに受け梁に補強を付けます。

下の図のようなイメージです。

受け梁がC型チャンネルではあまり見かけませんが、H鋼の場合は補強のためにブラケット両端の幅に対して補強板を付けます。

受け梁の片側でしかブラケットを受けないため、曲げモーメントが加わりやすくなるから補強は欲しいところです。

片側に補強を入れると溶接の熱でひずみが出るかもしれないので、反対側も補強を入れたいですね。

バッチ系化学工場でここまで補強を入れる例はほとんどありません。

強度を上げるための工夫として知っておいたら良いと思います。

最後に

ブラケット式タンクの据付イメージを解説しました。

立面・平面・受け梁詳細について簡単な図を使っています。

機械エンジニアなら関連知識としての土建もある程度知っておきたいですね。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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