【ルール違反】設備メーカーの図面の質が悪い例

図面化学設備メーカー

NEONEEETです。

この記事は、化学工場の機電系設計者・プラントエンジニアを対象にしています。

この記事を読むと、化学工場の設備メーカーの図面の質について知ることができます。 

図面の書き方はJISにある

製図は製造業・建設業のあらゆる場所で使われます。

基本的にJIS B 0001 に従います。

配管図・土建図などで微妙に習慣が異なりますが、

それでもJIS B 001が基本

エンジニアはこの知識を必ず知っていなければいけません。

「知らない」ではすまされません。

今回は、設備メーカーとやり取りするときの図面についてです。

図面が品質の全て

この原理に従うと、図面を見るだけでその会社の実力がある程度分かります。

メーカーの図面を見て不安になる方向はあります。

とろこが、安心する方向はほとんどありえませんね。

設備メーカーの図面の質が悪い例

設備メーカーは、製作予定図を作成します。

これをユーザーに提出して、どちらかの対応を取ります。

  • 問題がなければ、製作着手。
  • 問題があれば、朱記して折り返し、修正をする。

1回目の図面を見ると、その会社の設計実力がある程度分かります。

その酷い例をいくつか紹介しましょう。

大学生で製図の勉強をしたら、「ありえない!」というような基本的な内容です。

それすら守られていないメーカーが多いということで…。

例① 寸法が見えない

寸法は他の線と重ねないのが基本です。

これができていないメーカーは、それだけでかなりイエローです。

寸法の数値を少しずらせばいいだけなのに、それすらできない。

見る人のことを考えない。

そういう意味で、製図の基本を守っていません。

コミュニケーションを取ろうという意欲にかけます。

私は、大学時代に製図の授業で、かなり怒られた記憶がありますけどね…。

寸法と寸法補助線が重なりそうな時などに、寸法をどこに配置するかというのもセンスの問題。

ランダムに置く人はセンスなし。

例② 寸法補助線が中途半端

寸法補助線は製作物の境界と接するように書く

これも基本でしょう。

あえて、スペースを空けて製図する人がいます。

これをすると、寸法補助線がどこから引っ張っているかが見えないです。

ある程度は分かりますよ。

見慣れない図面であれば、ちゃんと記載すべきです。

全体図で表現できない場合は、そこだけ拡大図で書くべきです。

ガスケットを挟んだフランジの左右どちらであるか

これすら分からないような図面ができあがります。

細かい寸法で見る人が分かりにくいから、気を付けよう。

というコミュニケーションができない人が、こういう図を描きます。

例③ 組立図が作れない

これは論外ですね。

全体組立図と部品図が一致していないという例。

これは図面製作能力以前の、設計能力の問題。

こういうメーカーは少数ながら存在します。

そんな図面で物が作れるはずがなく、

製作工場からクレームが来るのが目に見えているのに、

何も気が付かずに製図します。

客である私が指摘しても、気が付かない人もいます。

これは重症。

例④ 無駄にオシャレ

製図上はハッチングも一般的な仕様があります。

線の細さ・ハッチングの間隔・ハッチングの角度

これを意図的に変えるメーカーがいます。

ぱっと見はオシャレに見えます。

ところが、そんなところにこだわる前に、やることがあるでしょう。

製図設計の本質的な部分です。

例えば、上記の全体図と部品図の不一致の問題

それを無視して、ハッチングにこだわるメーカーがいます。

見た目にごまかされてはいけませんよ!

例⑤ フォントが微妙

フォントも多少のルールはあります。

近年は色々なものが認められるようになってきています。

それでも見慣れているフォントから意図的に変えるメーカーがいます。

どのフォントか分かりませんが、長細い自体で複数の字が接近しすぎているフォント

非常に見にくい。

製図者が、見る人のことを考えていません。

設備メーカーは甘えている

設備メーカーにこれらの指摘をしても言うことを聞きません。

「今までもこれでやっているから」

JISに従っていなくても、この発言をします。

これは設備メーカーの甘え。

最低限の部分は指摘した方が良いです。

図面チェック時の精神衛生に影響します。

メーカーの言いなりにならずに、

JISに従う、世間標準に従う

というロジックでメーカーに交渉すればいいでしょう。

最後に

設計・製図・工事、いずれも

基準・規格をベースに議論するようにしましょう。

言いなりにならないために必要です。

特に若手は、時間を見つけてでも、問題にあたったときに調べる癖を付けましょう。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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