【概算・詳細】化学工場ユーザーが行う工事積算の方法

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NEONEEETです。

化学工場で投資を行う際は、積算という作業を行います。

フェーズに応じてFSとか見積と呼んだりすることもあるでしょう。

化学工場ユーザー側で行う積算の種類と目的について紹介します。

参考積算

参考積算とはFSと呼んだりする場合もあります。

投資を判断する最初の段階の積算です。

積算に必要なデータはほとんど揃っていません。

装置の形・数と概略の仕様(例えば材質など)が辛うじて分かっている程度です。

この段秋では、かなりの仮定を含んだ積算となります。

設備屋が一般に苦手としている分野です。

設備屋は決まったことをこなしたり、部品などの詳細に目を向ける人たちですので。

参考積算を行うのは専門の部隊として、企画屋などと呼ばれているかも知れません。

概算積算

参考積算で投資価値ありと判断したものを、精度を上げるための積算です。

この積算結果をもとに、予算を確保するということが多いと思います。

設備屋の主業務の1つとなります。

参考積算では、機器の仕様や数・必要な配管数量など決まっていない場合がほとんどですが、この頃には最低限必要な情報が盛り込まれます。

最低限の情報とは、例えばタンクに窒素を入れるという意思表示がされていてもその排気ラインは考慮していなかったり、配管口径が現地とあっていなかったり、というような例です。

設備屋は設備を構成する要素を一通り把握して、P&IDを書く能力があるはずです。

その設備屋は、企画屋等が作成する不十分な情報から、P&IDを作成するレベルまで精度を上げて、多少の仮定を含みながら積算をします。

ここでは、過去の実績やメーカーヒアリングなどの方法でも精度を高めることができます。

この段階でどこまで設備案を構築することができるか、どこまで安価なプロセスにできるか、が設備屋の腕の見せ所と言えるでしょう。

詳細積算

詳細積算とは工事積算と呼ぶ場合もあるでしょう。

予算を確保して、詳細設計を行い、必要な工事物量が確定した状態です。

配管の場合なら、配管図を作成して、必要な部品を全て拾い上げた状態です。

昔は人が手で拾い上げていましたが、今ではさすがにコンピュータを使っているでしょう。流石に。

建築業界では積算部という専門の部隊がいるほどの業務であり、地道で時間のかかる作業です。

人と時間を掛けて行う、ということが常識となっていますが、その常識を破りできるだけ労力をさくことが求められる分野でもあります。

積算自体は単なる作業なので、コストダウンを狙える場所はほとんどありません。

それよりは、設計段階での数量・単価削減や、工場発注段階での発注方式などの、別の項目でコストダウンを図る方が良いと思います。

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