5W3H。仕事の基本として常に考えたいこと。化学工場でも当然使える。

図面,現場プロジェクト

NEONEEETです。

化学工場のエンジニアでは色々なことを考えないといけません。

スコープが広かったり、1つのスコープでも因子が多かったりします。

とはいえ、研究やプロセス開発に比べて多いわけではありませんが・・・。

考えるべきことは多いが、何をどこまで考えればいいのかは初心者には分かりにくい職種です。

だからというわけでもありませんが、エンジニアリング業務の各段階において

○○は検討しましたか?

あ~、え~

というシーンを数多く見かけます。

個々の検討事項は、ケースバイケースで学んでいって経験と知識を高めていくことでしょう。

その成長速度を少しでも速めるために、最低限ここは押さえておきたいというポイントを紹介します。

端的にいうと「5W3H」です。

ここを抑えるだけで、検討事項の漏れを防ぐ確率はぐっと下がります。

仕事の基本ですが、基本だからこそ大切にしたい。

基本を疎かにして、エンジニアリングの細かい技術的な内容ばかりを考えていると忘れがち。

エンジニアリングにおいて5W3Hそれぞれの具体的に何を考えるべきかを具体例を紹介します。

When 時期

1つ目はWhenつまり時期です。

プロジェクト(というレベルでなくても)時間間隔は非常に大事です。

化学工場のエンジニアリングでも時期に関する情報は多いです。

一般にはHow longのカテゴリーに入りそうですが、Whenとして把握しておきたいのは以下のようなこと。

  • いつまでに設計書を仕上げるか
  • いつメーカーから見積が来ると予想するか
  • いつ設備仕様を決めるか
  • いつノズルオリエンテーションを決めるか
  • いつ予算統制を行うか

スケジュール全体のうちの、個々のデッドラインやタイミングをWhenとして理解しておくと良いでしょう。

これを実践できている人は非常に少ないです。

実践できている場合は積極的な仕事ができます。

月曜日にその1週間にやるべきことがリストアップできていて、周りに振り回されることなく自分のペースで仕事できる割合が高くなるでしょう。

逆にこれが実践できていない場合は受身的な仕事となります。

上司から言われたから・関係者から問い合わせがあったから・・・というような外部のペースに合わせて仕事の優先順位を変えていかざるを得ません。

こうなると、自身の業務で本来考えるべきことを後回しにしてしまいかねません。

本来習得すべき知識を習得できず、成長速度を遅くする要因となります。

最初から上手くWhenの整理をできる人はほぼいませんが、日常業務や報連相で意識するだけでも経験値を積んでいくことが可能ですよ。

Where 対象

Whereはエンジニアリングでは結構分かりやすいです。

プラント名・機器名などの実物を業務対象にしているからです。

これを意識しないエンジニアはほぼいませんが、意識しているエンジニアは最初にこれを提示します。

◇◇案件の○○プラントのタンク番号△△の件ですが・・・

というような話からスタートします。

意識していないエンジニアは、いきなりタンク番号△△から入ったり、もっと詳細から話が始まったりします。

Whereは入社1年目から意識して実践したいですね。

What 対象

エンジニアリングの場合、WhatとWhereがほぼ同一になるケースが多いです。

あえて言うと、Whatの方が詳細というケースが多いでしょう。

Whereの例で、タンク番号△△のガスラインのノズル口径選定について以下のように考えています。

なんて報告や説明をするときの詳細部分がWhatです。

この詳細部分は課題そのもの。

課題設定があいまいだと、議論や解決先の舵取りを大きく間違えることになり、時間や労力のロスとなります。

1年目からここは丁寧に扱っていきたいですね。

誤解が最も発生する部分ですので、意識を高めましょう。

Who 主体

エンジニアリングでもWhoの情報は結構大事。

  • 機器配置を自分で考える
  • 略フローをプロセス部門に作ってもらう
  • 工事時期を保全エンジニアと相談する

自分1人で考え決断を出せる項目はそんなに多くはありません。

身の回りのリソースとしての人をどうやって使うか、ということはエンジニアリング業務を効率的に回すためにも非常に大事なことです。

エンジニアリングで求められる業務は万国でほぼ共通化していますが、地域地域でその細分の仕事の仕方は大きく変わります。

これは担当部門やその部門の能力などの組織構成による部分が大きい。

ある事業所ではAのやり方でできたが、別の事業所ではBのやり方で進める。

こういう場合に、それぞれの事業所の実力や考え方など背景を探れるようになると、色々な職場で仕事の仕方を変えれるようになります。

エンジニアリングでも最終的にはこの人の部分が最も大事になりますが、だからこそ習得に最も時間が掛かります。

初心者は最初は、○○さんが~という主語を意識するところから始めましょう。

Why 理由

Whyは言うまでもないでしょう。

徹底して考えるべきことです。常に意識しているでしょう。

意識していないエンジニアはエンジニアとはいえないくらいですw

How 手段

Howは業務プロセスそのもの。

守・破・離という3つの段階に分けると良いでしょう。

最初は「守」として、その職場で採用している仕事の進め方を守ります。忠実に行いましょう。

そこでその仕事がどうやって行われるかを調べます。

次に「破」として、仕事の仕方で変更できる部分があるかどうか考えましょう。超大事です。

  • エンジアリングでは紙が大好きな人が多いが、それは本当に必要なのか
  • 書類を提出するときに、提出の仕方に拘る必要があるのか
  • 図面のチェックを依頼するときに、メールで送ったりクラウドに上げてはダメなのか
  • 何でも現場で打ち合わせしないといけないのか

いろいろあります。

最後の「離」はご想像にお任せしましょうw

How much 予算

エンジニアリングで予算って当たり前すぎるほど大事なことでしょう。

  • 予算を見積するとき
  • 設備を購入するとき
  • 設備の仕様を追加するとき
  • 配管ルートを決定するとき
  • 工事方案を設計するとき
  • 工事の発注をするとき
  • 現場で追加工事の支持をするとき
  • 工事完了後に清算するとき

いろいろな段階で「予算」は付いて回ります。

ところが5W3Hを意識していないと、金額情報を考えないエンジニアは実際に居ます。

何かしらの根拠があって考えなくても良いと判断しているならまだしも

そもそも予算を考えていなかったという無責任エンジニアは実在します。

予算の見積が曖昧であるにもかかわらず、予算範囲がここまでなので、余計な改造はしない

という主張を近年耳にタコができるくらい聞かされました。

見積そのものが雑でちゃんとした検討をしていないにも関わらず、合理化や改善の余地を与えない。

エンジニアリング担当者がちゃんと考えていないだけで、その責任を全く考えることなく、言い訳として使う時に「予算」という単語を使いがちです。

こういう無責任エンジニアがいたら、要注意。

How long 納期

How longは納期として考えればいいでしょう。

納期という時には設備メーカーで製作する時期として考えがちですが、他にもあります。

  • 予算見積の期間
  • 設備設計期間
  • 配管設計期間
  • 設備メーカーの見積期間
  • 設備メーカーの製図期間
  • 設備メーカーの製作期間
  • 工事期間

いろいろな業務に掛かる期間を納期として捉えましょう。

これを突き詰めると、Whenの内容と重なってきます。

そこまでいってWhenとHow longの境目があいまいになってくると、よく考えている証拠です。

最後に

仕事の基本として常に考えたいこと5W3Hについてエンジニアリングの例を紹介しました。

When・Where・What・Who・Why・How・How much・How long

全部の要素を常に抑えておく必要まではありませんが、これを考える癖をつけているだけで

仕事をかなりスムーズに進めることができます。

この記事が皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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